今日から始めるスッキリ美肌をつくるフェイシャルマッサージ

フェイシャルマッサージが必要な症状とは?

フェイシャルマッサージが必要な時、あなたの肌はサインを出しています。

顔がむくんでいる、血色が悪い、シワが深くなった、シミが薄くならない、たるんだ、毛穴が目立つようになったなど、悩みは複数存在することの方が多いのではないでしょうか。
このような症状に対しては、フェイシャルマッサージが有効である可能性があります。

顔の毛細血管の詰まり、血管内を流れる血液の循環を良くすることで、顔全体に酸素を行き渡らせ、二酸化炭素や疲労物質、冷えなどにより溜まった水分を排出することを促します。

セルフチェック方法

前述の症状の中でもたるみやむくみ、ほうれい線に関して自分でチェックする方法があります。

3パターンの原因を正確に把握して、適切なフェイシャルマッサージを行いましょう。

①頬や瞼のたるみの原因

普段から姿勢の悪い状態で生活している人は、顔の皮膚がたるみやすい傾向にあります。
また、姿勢が良くても同じ体勢のまま過ごすことが多い場合も同様です。

このような人は骨格が歪むことで皮膚にも歪みが生じますし、筋肉の負荷がかかって緊張状態が続き、血流が悪くなります。

一方で、肌をこすったり紫外線に当たるなどの刺激によって保湿力が奪われ、たるみを促してしまうこともあります。

②顔のむくみの原因

1日3食の食事がおろそかになっていたり栄養が偏っていると、むくみが起こりやすくなります。
冷たいものや甘いものばかり摂取することも同様です。

一方で食物繊維やビタミンを積極的に補うことがむくみ予防に重要なことから、果物や根菜類を食べる機会が少ないこともむくみにつながります。

③ほうれい線の原因

頬が下がり皮膚がたるんできたり、頭皮のたるみが原因でほうれい線が深くなる傾向にあります。
帽子などで紫外線対策をしていない人は乾燥を招いたり真皮層のコラーゲン繊維が壊され、頭皮や口元よりも上部分にある皮膚のたるみが口元にシワを作ります。

仰向けになった時にほうれい線が浅くなって目立たないといった特徴が出てきたら、ほうれい線が深くなりつつあるサインです。

フェイシャルマッサージの効果

フェイシャルマッサージの種類はたくさんありますが、主に次のような効果が期待できます。

美肌効果

どんなマッサージにおいても、施術前に肌に塗布するマッサージクリームやオイルによって保湿力や体の内側の血行を良くすることが期待されます。

小顔効果

顔の痩身マッサージにより顔の脂肪が燃焼されたり、リンパマッサージによって老廃物を外へ追い出すことで、本来不要なものがなくなり顔が引き締まります。

リフトアップ効果

高周波の温熱美顔器を用いて、顔の筋肉を刺激+たるんだ肌を底上げする方法でフェイシャルマッサージが行われます。

リラックス効果

エステサロンのフェイシャルマッサージの多くは、整体や指圧などの強い刺激ではなく心地よいタッチの刺激で行われる施術です。
体へ期待できる効果にあわせて心をリラックスさせます。

 

サロンケアとセルフケア、フェイシャルマッサージの効果や注意点を比較

サロンケアとセルフケアにおいてどのような違いがあるのでしょうか。

効果や種類、注意点をそれぞれ比べてみましょう。

【サロンで受けるフェイシャルマッサージ】

サロンマッサージの効果

エステサロンで施されるサロンマッサージは心地よく軽いタッチの刺激です。
施術を受けるだけで、心も体も落ち着きを取り戻すリラクゼーション効果を与えるものとされています。

次に紹介するフェイシャルエステの各種類に対して一定の効果を期待して施術が行われます。

とはいえ、あくまでもリラクゼーション効果を求めた結果、期待できる効果であるとお考えください。

サロンマッサージの5例を紹介

サロンで受けることができる代表的なフェイシャルマッサージの種類をご紹介します。

①小顔矯正

小顔矯正サロンでは、整体の観点から施術を行ってくれます。

頭蓋骨は複数の骨がパズルのように組み合わさって構成されています。
それが日々生活する中で、少しづつですが骨の隙間にズレや歪みが生じます。

このズレや歪みを整えた後でリンパマッサージを行うことにより、老廃物が排出されるルートを保ちます。
頭蓋骨の歪みの矯正と老廃物排出により小顔効果が期待できます。

②ハイパーナイフ

痩身エステのひとつです。

高周波でセルライトを燃焼すると同時に潰しますので、短時間で痩身効果を期待できます。

フェイシャルにおいてハイパーナイフの施術は、顔がポカポカ温かくなるとともに、コラーゲン生成もサポートしますので血色の良いプリプリ肌へと導いてくれます。

③ホットストーン

温めた小さな丸い石を顔に乗せて、じんわり温めるフェイシャルマッサージ です。

ホットストーンは血流改善を計り、むくみやくすみ改善を狙うことができます。

特徴は、自宅で蒸しタオルを顔に載せる感覚と似ています。
同時にホットストーンの心地よい重たさが自律神経の副交感神経を優位に働かせ落ち着きます。

④インディバ

新陳代謝を促し小顔効果が期待できます。

高周波の温熱機器により滞留した老廃物を顔から排出し血行を良くさせ、むくみも取り除きます。
同時に筋肉を刺激するため、たるみを引き締める効果も狙うことができます。

顔のコースとしてインディバエステを行う際は肌のターンオーバーを促進することが期待できることからシミにお悩みの人も施術を受けていらっしゃいます。

⑤アロマリンパ

リンパマッサージにアロマテラピー効果を取り入れたフェイシャルマッサージです。

リンパマッサージに使用するオイルやクリームに含んだ精油の香りが心を落ち着かせ、体の緊張を解きほぐします。
その時の体や心の不調に合わせて香りを選ぶこともできます。

冷え性、便秘症、代謝の滞り、消化器運動の減退、不眠などの悩みを解消できるかもしれません。

サロンケアの注意点

医療ではありませんので、あくまでも効果を見込んだ施術だと心得ましょう。
リラックスすることを目的としたものがサロンの施術なのです。

とはいえ、サロンケアを受けて心身ともにリラックスしている時というのは、血の巡りが良く疲れが取れてスッキリしているものです。
そんな時は自然と肌もツヤツヤしているのではないでしょうか。

サロンケアでは無意識に美肌へと導いてくれます。
あらかじめ予約は必要です。
人気サロンになると予約がとりにくい場合もあり、すぐに施術を受けることができないかもしれません。

ですが、サロンに行くことは、フェイシャルマッサージだけの施術でも全身がリラックス状態になれるので、自分へのご褒美として至福の時間を過ごせるのではないでしょうか。

【自分で行うフェイシャルマッサージ】

セルフマッサージの効果

セルフマッサージでは自分の好みの強さでマッサージを行うことができます。

マッサージクリームやオイルも自分の好きなものを使えます。
自宅にいながら美肌になりたい人にとってはピッタリの方法だと言えます。

一方で、サロンケアのように他人に身を委ねることができないため、眠ってしまうほど心が溶けるようにリラックスすることはできないという面も持ち合わせています。

セルフマッサージのやり方

セルフケアとしてフェイシャルマッサージを行う時にはどのような悩みを解消することができるのでしょうか。

3つのやり方をご紹介します。

<1>自宅で3分でできるリンパマッサージ

①クレンジングと洗顔が終わったら、マッサージに使うクリームもしくはオイルを顔全体に広げます。

目安は大粒のぶどう1粒分くらいです。

②まずは鎖骨に老廃物を流して排出するための通り道を作るために、首のリンパを流します。
首すじを耳の後ろからまっすぐ下へ撫でおろします。

人差し指と中指の2本を使って左右10回ずつ行います。

③次に顎の老廃物を顎先から耳に向かって流します。
両手の親指を顎先に当てて、それぞれ左右の耳へと滑らせます。

これも10回ほど繰り返します。

④続いて頬の老廃物を流します。
ほうれい線に沿って両手の人差し指、中指、薬指を置き、耳へと滑らせます。

これを3回ほど繰り返します。

⑤最後に目のまわりのツボを圧します。

中指で目の下を3点、目頭から目尻にかけて圧します。
そして眉の上を3点、眉頭から眉尻にかけて圧し、最後にもう一度耳の下から鎖骨にかけて首筋をリンパマッサージして完了です。

<2>外出先でもできるマッサージのやり方

[ツボ押し]と[リンパマッサージ]で老廃物を流し、疲れを取り除きましょう。

 

眉頭や小鼻のキワ、頬骨の真ん中のくぼみなどは強く押すのではなく指を軽く押し当てるようにするだけで、老廃物の滞りを軽減します。
それから耳の下や鎖骨にあるリンパ節を指圧しておき、顔の真ん中から外に向けてリンパマッサージを行い、そして首筋から鎖骨にかけて老廃物を流します。

<3>便利な美顔器グッズの利用

微弱電流を発生させて肌細胞を活性化できる美顔器や、ニキビケア紫外線ジミ・色素沈着などを排出するサポートが期待できるLED光エステ美顔器が一般的です。
このような機器は、家電量販店や通信販売で購入することができます。

すでに行きつけのエステサロンがある人は、サロン店の専売品で美顔器を販売していることもあり、サロンの施術効果を長続きさせるために自宅エステする人も多いです。

セルフケアの注意点

オリジナルでフェイシャルマッサージを行うと、効果を狙って力を加えることもあり、時として負荷が大きくかかったり、肌に過度の摩擦を起こしたりと、新たな肌トラブルになりかねません。

皮膚が炎症や色素沈着を起こしたり、筋肉に負荷がかかりすぎてシワやたるみを促してしまうことのないよう、リラックスできる力加減を調整しましょう。
マッサージクリームやオイルなどをたっぷり使用することで摩擦が起こりにくくなります。
そして、コンタクトレンズを装着している人は必ず外してから行うようにして下さい。

自分でマッサージを行っていても「あまり効果がなさそう」「かえって肌トラブルが起きた」という場合は、すぐにセルフマッサージを中止してください。
そして、トラブルの原因が何か把握し、皮膚科や美肌を極める専門サロンに助けてもらうのがよさそうです。