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フェイシャルエステとは、エステサロンで施術してもらえる美肌づくりのメニューです。
毎日のケアでは限界を感じた方や、セルフケアアイテムの効果を実感するための肌作りをしたい方におすすめです。
一方で、医療機関における治療もあります。
こちらは医師による治療ですので、はっきりと一定の効果が出るものです。
今回は、エステサロンのフェイシャルエステとクリニックの治療それぞれの手法と効果をご紹介します。
フェイシャルエステの効果
フェイシャルエステの施術は、1つで複数の効果が期待できます。
ここでは肌へ期待できる効果別にエステの施術方法をご紹介します。
効果① 美白効果
フェイシャルクレンジングで肌の汚れを除去したり、フェイシャルパックやホワイトニングでくすみを取り除くと肌がトーンアップします。
また、クリニックによるホワイトニングでは美白有効成分配合の塗り薬を処方されることもあります。
効果② 美肌効果
角質層の肌細胞の保水力を高めることで、乾燥による肌トラブルを防ぐことが期待できます。
フェイシャルエステの手法によって違いはあるものの、隔週または1ヶ月に1度のペースでフェイシャルエステに通うことで、セルフケアと比べて高い美肌効果が期待できます。
施術が終わると保湿ケアをしてくれることから、施術全般に関して美肌効果を期待できます。
効果③ 小顔効果
エステティシャンによるハンドマッサージで左右非対称になった筋肉の凝りをほぐします。
これとは別に、リンパマッサージで血流が改善することによりむくみが取れたり、クマが解消される効果も期待できます。
効果④ アンチエイジング効果
小顔効果で顔全体のリフトアップに繋がりシワが改善されます。
そしてフェイシャルマッサージでは血行が悪くなっていた部分の肌代謝が整い、くすみやクマが改善されることも期待できます。
また、イオン導入では美容液成分を角質層より深く浸透させることで、さらなる肌年齢の若返りが期待されます。
そのほか、医療レーザーにおいては真皮層のコラーゲン繊維の産生を促すことが期待できます。
効果⑤ リラックス効果
フェイシャルマッサージや小顔効果を狙ったハンドマッサージに使用されるオイルやマッサージクリームに、気分が落ち着く香りが備わっていることが多いです。
サロンで扱われるアロマの香りは精油を使用していることが多く、自然由来の香りで心身ともに癒されることでしょう。
【エステサロン】フェイシャルエステの種類別効果
ここではエステの施術方法に応じて期待できる効果をご紹介します。
フィシャルマッサージ
マッサージに使うテクスチャはクリームやバームが多いです。
エステサロンのスチームなどを利用して肌を水分で守りながら滑らかなテクスチャでクレンジングしていきます。
血行が良くなる効果も期待でき、エステサロンで施されるフェイシャルクレンジングはマッサージの意味合いも大きいのです。
また、クレンジングが終わると次はフェイシャルマッサージが行われます。
アロマオイルやマッサージクリームなどを使用することにより、保湿力を高めくすみを取り除きます。
フェイシャルパック
美容液成分たっぷりのパックを使用します。
セルフケアよりもしっかりと美容液成分を角質層へ届けられるよう、クレンジングと保湿はフェイシャルパックの料金に含まれている事がほとんどです。
毛穴の汚れを除去する効果を期待して海藻や泥、金などの鉱物を基剤に混ぜたパック剤を使用することも多いですが、血行促進を期待して炭酸パックを採用しているエステサロンもあります。
ホワイトニング
主に色素沈着と呼ばれるシミを無かったことにするビタミンC配合の美容液で美白効果を狙います。
とはいえ、その前にクレンジングやマッサージによる角質ケアを行い、すでに肌表面に運ばれてきたメラニン色素は排出を促します。
エステサロンのホワイトニングでは、美白効果を期待した有効成分をしっかりと浸透させるためにクレンジングと保湿が行われた後に施術されます。
余分な角質も取り除かれるため、くすみが取れて肌が明るくなる効果が期待できます。
ピーリング
エステのピーリングは、肌表面の角質層がうまく代謝されず分厚く重なってしまったり古くなった角質細胞を除去する施術のことです。
普段のスキンケアでくすみが思うように取れず、
「肌が暗く見えてしまう」
「普段と同じように過ごしているのに、いつもよりシミが濃く感じる」
「化粧ノリが悪いといった悩みを解消したい」
こんな方におすすめです。
【クリニック】フェイシャルエステの種類別効果
ここではエステサロンとは異なり医療クリニックで行われている治療方法と、それぞれの効果をご紹介します。
フォトフェイシャル
IPLという種類の光を肌へ照射することで、真皮層のコラーゲンを作り出す肌本来の力を引き出します。
このことで肌の内側の弾力が保たれ、シワやたるみが軽減されるエイジング効果があります。
ケミカルピーリング
クリニックで行われるピーリングは治療ですので、効果を出すためにピーリング剤として使われる酸の濃度はエステのピーリングと比べてやや高めです。
また、治療の際にピーリング剤として使用される酸の種類や濃度は患者の肌症状によって違います。
日本皮膚科学会では、ケミカルピーリングガイドラインを設けており、それによるとケミカルピーリングはニキビ・一部のシミ・小じわに対して有効となりうる治療法であり、それぞれに角質層を剥離する深度を区別して治療されます。
具体的にそれぞれの肌トラブルに応じた治療法をご紹介します。
まず、ニキビの場合は角質層の比較的表面に近い層だけを除去し、毛穴の汚れを取り除きやすい環境にする事で毛穴詰まりを解消します。
続いて炎症後色素沈着と呼ばれるシミに対する治療においては、角質細胞が持っているメラニン色素ごとピーリング剤で剥がすことにより、色素沈着を薄くする効果があります。
ただし、ソバカスのような遺伝が関係するシミや肝斑に対しては別の治療を必要とします。
そのため、シミの治療の場合はお医者様の診断を受けた上でケミカルピーリングを受けることになります。
そして小ジワの場合はたるんだ部分に対して ケミカルピーリングを行うことで肌代謝を促し、シワのくぼみを目立たなくするのに有効です。
イオン導入
肌表面にマイナスイオンを流すことで、肌表面を覆うように帯電していたプラスイオンを弱め、一時的に肌内部へ有効成分を浸透させやすくする治療法です。
これによって、角質層から顆粒層に帯電しているプラスイオンを弱めるため、通常のスキンケアよりも少し深い層に有効成分を届けることが可能です。
ビタミンC誘導体やプラセンタなどはイオン導入の技術で浸透させやすい環境が整いますので、イオン導入法を使って治療を行うことが多いのです。
医療レーザー
レーザートーニングという技術があります。
これは肝斑の治療に用いられることで知られるレーザー治療なのですが、その他のシミに対する治療にも効果的で毛穴を引き締める効果も見込めることから、美肌効果を狙った治療にも効果を発揮します。
比較的深部へレーザーを照射し、ムラのある従来のようなレーザーではなく均一な深さに広い範囲で効果があります。
フェイシャルエステの効果を持続させるためには?
フェイシャルエステの施術方法にもよって異なりますが、エステによる美しさは2〜4週間ほど保たれると言われています。
エステは医療行為ではなく、あくまでも日々のセルフケアでは叶わない肌悩みを解消するためのサポートをしてくれると考えましょう。
では、フェイシャルエステの効果をできる限り持続させるためにはどうすれば良いのでしょうか。
フェイシャルエステの効果が持続しない理由
一般的に、エステは肌代謝を改善することを期待して施術が施されます。
日頃使っている化粧品を顔の隅々まで行き届かせ期待する効果を得たい時は、エステで顔のお手入れをしてもらうと良いのです。
しかし、エステの施術は古い角質を排出するサポートをしてくれる一時的なものであり、たとえエステで肌の美しさを取り戻したとしても、その後のセルフケアを簡単なもので済ませる事ができるわけではないのです。
フェイシャルエステの効果を持続させる方法
自宅で、角質が厚くなるタイミングでスペシャルケアをしていませんか?
そのタイミングがエステの施術を受けるベストな時期です。
そして、施術を受けた後は過度な摩擦を加えたり角質除去・角栓除去などのセルフケアをして即効性を求めるのはやめましょう。
毎日のスキンケアは、肌の保水力を維持することを絶対条件として考えましょう。
エステの効果を持続するためには、「保湿」はなくてはならない条件なのです。
ちなみに、角質ケアやピーリング、過度な手入れ、生理前や生理中などのホルモンバランスが乱れる傾向にある時期などには、肌が過敏になったり角質層が薄くなっている可能性がありますので、そんな時はエステでさらなる施術を受けると、かえって肌を傷めて乾燥を助長する可能性があります。
年齢によって基礎化粧品が合わなくなった、生理前後でお手入れは変えていないのに生理後には肌がごわつくと実感された方は、エステの施術で美肌を手に入れる良いタイミングでしょうから、一度エステサロンに相談してみるのも良いでしょう。
敏感肌でもフェイシャルエステで効果は得られるの?
実は肌が過敏な状態の方でも、成分に対して刺激を受けなければ、むしろ定期的に肌質を整えるためにエステの施術や治療を受ける方が、肌ストレスが軽減されるのです。
敏感肌の方がフェイシャルエステの効果を得やすい理由
角質層が薄くなることにより乾燥肌を引き起こしている方は、フェイシャルエステの保湿効果をより一層実感することができます。
それは、角質細胞をつなぐ脂質、セラミドが減少傾向にあると、それに伴い保水力が失われてしまうからです。
エステで使用されるマッサージやパックの成分によっては肌が本来持っているセラミドなどの成分を補いつつ保湿を促すことが期待できます。
敏感肌の方がフェイシャルエステで気を付けるべきこと
肌が過敏な時は、セルフケアと同じ成分を施術で使われていたとしても、その浸透の良さから刺激となることがあります。
痛みを感じなくてもピリピリと肌が刺激を感じたり、赤くなったりと、普段とは異なる症状が出る時は、好転反応ではありません。
これ以上施術を続けるのをやめる、もしくはエステティシャンに相談するか皮膚科を受診するようにして下さい。